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「薄膜型」固体酸化物燃料電池を開発

シンクロンと中国科学技術大学共同研究室は、クリーンエネルギー源として注目される固体酸化物燃料電池(SOFC)の構造要素である電解質膜の生産にシンクロンの特許技術であるRadial Assisted Sputterを応用し、「薄膜型」電解質膜の開発に成功しました。真空成膜技術の活用により、従来の生産方法では不可能であった電解質膜の緻密性・均一性が飛躍的に高まり、低温で効率の高いSOFCの実現に向け大きく前進しました。

「薄膜型」電解質膜5つの特徴
1.大面積均一膜
2.ナノスケールで膜構造と組成制御
3.膜厚制御精度0.5nm以上
4.低温プロセスで良好な界面結合
5.量産化技術 RAS-1100C×1台で年間生産能力7MW

RAS-1100Cで作製したYSZ薄膜
SOFCセル出力特性評価結果
RAS-1100Cで作製したYSZ薄膜
 1.基板:NiO-YSZ
 2.膜厚:10μm
 3.結晶構造:立方晶、蛍石構造
 4.ASR= 0.08 Ω cm @750 ℃
 5.膜厚均一性:<±1%
 6.緻密性:セル実機検査OCV > 1.0V


SOFCセル出力特性評価結果
 1.OCV:1.01 V @750 ℃
 2.最大出力:>0.6 W/cm2@750 ℃
 3.評価実験ガス:H2/Air
中国科学技術大学
中国科学技術大学は中国国家重点9大学の一つ。基礎科学研究における中国最高峰、最先端の陣容・実績を誇る。複数の国家実験室を持つ唯一の大学。所在は安徽省合肥市。
共同研究室
シンクロン-中国科学技術大学共同研究室は、次世代真空薄膜形成技術とその応用研究を目的として、2004年10月、中国科学技術大学内に開設。所長は侯建国同大学学長 (中国科学院院士)、Chief Scientistは長江亦周弊社取締役(同大学客員教授)。
Radial Assisted Sputter
Radial Assisted Sputterは高品質の誘電体薄膜を低温で効率よく生産する新しいスパッタリング法。膜の厚さのコントロールに自由度が高く、また、再現性に優れているため、光学薄膜生産のみならずEL生産やデコレイティブフィルム生産などに使われている。誘電体薄膜の大量生産に適したRAS-1100BU、量産用のRAS-1100Cのほか、超大型・特注タイプのRAS-3000がある。
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