シンクロンが目指す道

01
高い需要を持つ技術で、
未知の分野を切り拓いていく。
代表取締役社⻑
成⽥ 正哉
OPEN
CHAPTER 01業界の展望

今後も幅広い分野で需要が見込める真空成膜技術。
どのマーケットに狙いを定めるかが現在の課題。

シンクロンが得意としている真空成膜の技術は、幅広い分野において需要があり、大いなる将来性を秘めています。もともとはメガネやカメラのレンズといった光学系の用途で、弊社の真空薄膜形成装置を数多く採用していただきました。その後、電子部品やスマートフォン、タブレット市場が成長するにつれ、それとともに弊社装置の活躍の場も広がっていきました。ポテトチップスの包装から半導体まで、ありとあらゆる分野で応用可能な真空成膜技術が、世の中からなくなることは決してないと言えます。

では、次にどのマーケットでビジネスを展開するのか。それが現在、弊社が考えていくべきテーマです。幅広い分野で応用できるコアテクノロジーを持っているのですから、お客様のご要望にぴったりと合う製品やサービスをご提供できれば、弊社はマーケットの成長に貢献することができます。どのマーケットにもチャンスはあると私たちは考えています。

CHAPTER 02求める人物像

自ら提案し、課題解決しようという気概を持ち、
チームを巻きこみながら挑戦する人に来てほしい。

新しい未来を拓いていこうとしているシンクロンが求めるのは、自ら課題解決に乗り出せる人です。精密機器の業界も市場も絶え間なく変化し、製造業のあり方も従来通りというわけにはいかなくなってきました。そういう背景を見すえながら、次の一手をどう打つのか。それを考えて、自ら動ける人に魅力を感じます。

弊社社員には「自分が事業を起こしたら」「自分が商売するとしたら」という視点を持って、仕事に取り組んでほしいと伝えています。もちろん、装置製造業ですから多様な職種の人材が必要で、自分一人の能力だけで何か成し遂げられるわけではありません。必ずチームワークで仕事をします。だから、次にめざすべきマーケット、新しく開発したいテクノロジーなど何か実現したいアイディアを持ったら、周りのメンバーに提案しながらチームを巻きこんでほしいわけです。チームのみんなと一緒に挑戦すること、開拓することをめざす気概のある人であれば、シンクロンは歓迎します。

CHAPTER 03働く環境

互いに意見を言い合えるコミュニケーションを重視。
研修で重要なのは、チームとしての関係性を築くこと。

私は、人の悩みの大半は人間関係に起因するものだと考えています。会社を辞めてしまうのも、業績や評価よりも人との関係に悩んでしまうからで、だからこそ弊社のマネージャークラスは、自らのチームメンバーとの円滑なコミュニケーションに力を注いでいます。それは一方的なものではなく、誰に対しても言いたいことをきちんと言い合える健全な関係性です。社員が会社に定着していくためには不可欠なことだと思います。

みなさんがシンクロンに入社した後は、例えば営業職や技術職の採用であれば山形工場や開発部門等で研修を行いますが、その最大の目的は、各セクションのスタッフたちと仲良くなって、良い関係性を築くことです。もちろん、自分がこれから売っていく製品を知っていただくことも必要ですが、それよりも大切なのは、お互いに知り合って、何でも相談できる関係になることです。研修にはご本人の意向やキャリアプランも考慮のうえ十分な時間をかけますが、限られた期間で弊社の技術をすべて覚えることは難しいと思います。わからないことがあったら、すぐに問い合わせができる。そういうチームワークで、シンクロンは動いています。

MESSAGEメッセージ

シンクロンは、あなたのやる気を尊重します。
私たちとともに、新たな地平へ。

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02
技術で業界を牽引してきた。
それが、シンクロンの歴史。
本社執行役員 プロダクトデザイン担当
宮内 充祐
OPEN
CHAPTER 01シンクロンの技術の革新性

スパッタリングによる光学薄膜の生産を実現。
薄膜生産の可能性を広げたRAS。

今は業界のスタンダードになっているけれど、じつはシンクロンが初めて実現した技術というものがいくつもあります。その中のひとつが、RAS(Radical Assisted Sputtering)です。かつて光学薄膜は真空蒸着での生産ほぼ一択、かつスキルとノウハウが必要な製品でしたが、RASの登場により、高度な職人的スキルがなくても光学薄膜が生産・量産できるようになりました。今まで光学専門メーカーでしかできなかった光学薄膜生産を、例えば電機メーカーや海外の新興メーカーでも自ら担えるようになったわけです。これにより光学薄膜の応用範囲が大きく広がりました。

このRASは約20年前に生まれた技術ですが、重要性はむしろ今、高まっているように思います。もともとは、カメラなどの光学機器に使われるフィルターといった、いわゆる光学部品にRASの活躍の場はありましたが、近年ではスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器での需要がずっと増え続けています。さらにこれから先の話をすれば、急激な変革を迎える自動車業界でRASの出番が増えます。特に自動運転技術の場合、カメラやセンサーが数多く関わってきます。そのひとつひとつにおいて、より高機能な薄膜の開発が期待されており、RASが活用される場面はますます増えていくと考えられます。

CHAPTER 02シンクロンの将来ビジョン

装置自ら判断して、生産工程を進めていく。
エンジニア不足を解決するスマートマシン構想。

あらゆる現場で自動化・省人化が進んでいるのが時代の流れだとすれば、私たちシンクロンは、薄膜形成装置の自動化・省人化に挑むべきだろうと考えています。特にわが国は少子高齢化に歯止めがかからず、労働人口が減り、エンジニア不足の問題が深刻化するでしょう。製造大国となった中国でも既に生産エンジニアが不足し始めているとも聞いています。私たちは生産設備メーカーとして、エンジニアの手を煩わさない装置の開発に挑んでいきたいと思います。生産工程そのものは装置自体の判断によって進捗していき、エンジニアはアイディアの部分に注力できるようになれば、生産性と創造性の両方を高めることができます。これが、新時代の生産環境である「スマートマシン構想」です。

また、これまで当社の設備は主に光学分野で使われてきましたが、近年では電子部品など光学以外での活用が進んでいます。こうした他分野・他業界への展開の流れをますます加速させたいと考えています。当社の技術を全く違う分野で応用・展開していくことで新しいイノベーションが生まれるのではないかと期待しています。

CHAPTER 03シンクロンのアイデンティティ

70年という時間を技術とアイディアで戦い抜いてきた。
そのDNAは、これからも受け継がれる。

シンクロンは、光学薄膜形成技術を武器に70年間、業界のトップメーカーとして前線に立ち続けてきました。私は10数年前に転職してきたのですが、長い時間をかけて磨かれた確かな技術力を持っているところに企業としての魅力を感じました。エンジニアの一人としては、会社の技術力に自分のアイディアを掛け合わせることで、世の中の困っていることを解決できるかもしれない、新しいものを創りだすことができるかもしれない、と思えるのは幸せなことだと思います。実際、シンクロンなら、そういう機会を提供できると思います。

技術で社会や業界の要請に応えたい、というエンジニアの思いを叶えるための環境を今、整えつつあります。そのひとつが、開発部門内のマーケティングチームです。エンジニア自らお客様のところへ出向き、技術者の視点からニーズを聞き取ってきて、それを部門内で共有する仕組みです。そもそも生産設備の業界には、いろいろな専門性を持ったエンジニアが集まってきます。そういうメンバーでディスカッションするだけでも多様なアイディアが生まれるわけですが、そこへお客様のニーズが持ち込まれると、新たな製品のヒントがいくつも浮かんできます。シンクロンは、さらなる技術力の向上のためにも、クリエイティブな環境づくりを怠ることはありません。

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