反射防止膜

単層 / 多層の誘電体薄膜を光学材料の表面に形成することにより、表面上の光の反射を防ぎ、透過率の向上が図れます。また、光学素子においては、ゴーストの発生を抑えることができます。

ダイクロイックミラー/フィルター

屈折率がそれぞれ異なる誘電体の多層膜を形成することで、光の干渉を利用して、任意の特定波長領域の光を透過光と反射光に分離させることが可能です。

バンドパスフィルター

特定の波長を選択して透過、反射させることが可能です。

マルチバンドパスフィルター

複数の透過帯を持つバンドパスフィルターです。透過領域は紫外光から近赤外光まであり、幅広く対応することができます。ラマン分光、蛍光顕微鏡、PCRアナライザーなどに利用できます。

金属薄膜ミラー/増反射ミラー

金属薄膜ミラーは、入射する角度によって反射率が変化する角度依存性が小さいという特徴があります。増反射ミラーは、金属ミラーに比べて角度依存性は大きいですが、特定の帯域において反射率を高くすることができます。

ビームスプリッタ

光束を複数に分割し、入射した光を反射もしくは透過させます。反射光と透過光の割合がほぼ1:1となっているものをハーフミラーと呼びます。偏光成分を分離できるタイプもあります。光学ピックアップ、反射型液晶プロジェクター、光通信機器、光子乱数発生器などに用いられます。

コールドミラー/フィルター(IRカットフィルター)

可視光線を85%以上透過し、波長1μm付近の光線を85%以上反射します。波長1μm付近に高い放射エネルギーを持つハロゲンランプやキセノンランプに対し、高い防熱効果を発揮します。代表的な応用例として、UV / IRカットフィルターがあります。

NDフィルター

カメラレンズ等に装着するフィルターで、特定波長域においてほぼ一定に減光することが可能。色に影響を与えず光量だけを減らすことができます。

レーザー用光学薄膜

レーザー装置には、誘電体多層膜を表面に成膜した多くの光学部品が使用されています。こうした光学薄膜には、高い安定性・長寿命が求められ、高エネルギー密度のレーザー光に対する耐久性を備えていなくてはなりません。

光学向け装置

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